突然ですが、ちょっとしたご報告を。
毎週『The Room Radio』に登場するDJをブログで紹介していますが、アクセス解析を見てみるとTwitter経由でご覧になっている方はFacebook経由の約18倍。
Facebookのフレンド数5000人に対し、僕のTwitterのフォロワー数1万7000人なので数字だけ見ると3倍強なんですが、利用者の志向性が違うのか?サービスの性質が違うのか?そもそも拡散の力が違うのか?
とにかく改めて『The Room Radio』はリアルタイムのコミュニケーション?が闊達なTwitterとの親和性が高いのかもしれないなと思ったんですよね。
で、実は僕クラブハウスという新興のSNS?もフォロワーが1万7000人いるんです(Twitterと連動してるんでしたっけ?)。
『The Room Radio』の"Room"(僕主催のトーク部屋)を作ったりして副音声的に『The Room Radio』の放送中に楽曲解説するとかMixしてくれたDJにインタビューするのってどうかなぁ?とふと思ったんですよね。
どうでしょう?
ちなみに昨夜、クラブハウスで知り合い+初めて知り合った人達とDaft Punkについて語り合ったんです。
解散?するんで。
したんでしたっけ?
爆破されてましたけど・・・。
ジャズDJがDaft Punk?って思われる方もいらっしゃるかもしれませんがアルバムにはオマー・ハキムやポール・ジャクソン・Jrが参加してましたしね。
僕は、ファレルもナイル・ロジャースも大好きですし、グラミーの授賞式では、オリジナルにはボビー・ハンフリーやジョージ・ベンソンも参加していたAnother Starをスティービー・ワンダー本人を引っ張り出して来てカバー&生マッシュ・アップ!
余談になりますが、Another Starを収録したアルバム『Songs In The Key Of Life』ではASでハービー・ハンコックがキーボードを弾いています。
で、ロボット/近未来志向アーティストとしてクラフトワークやYMOの話題にもなったんですが、実はDaft Punkが誰よりもアナログで人間味溢れるサウンドに到達したよなぁという結論?に至ったんですよね。
クラブハウスで。
え、全然今回の出演者に触れてない?
ですね(苦笑)。
いや、これ壮大なフリですから。
2月最後のMixを担当するのはThe Roomの人気パーティーCMYKからKirioka君。
昨年末、The Roomのイベント終了後だったけれどご挨拶にとフラっと立ち寄ってくれた義理堅い若者。
当然音楽の話になって携帯で僕の2020年のベストな1曲を無理やり聴かせたりも(汗)。
彼と僕は随分年は違うけれど、先週他界してしまったRyuhei The Manが言う所の音も達。
『The Room Radio』のブッキングを担当しているGM冨永陽介も言ってましたが年齢も付き合いの長さにも関係なく人を尊敬し、愛していたRyuhei The Manをこれからも見習って行きたいと思います。
合掌。
で、年齢差ありつつも勝手に音楽友達と思っているKirioka君ですが、二度目はかなりハメにかかって来てます。
暗闇の中で爆音で聴きたいノンストップ。
あぁ、The Roomが懐かしい。
え、フリとの関連性が見えない?
いわゆるThe Roomの音楽的主柱である黒田大介さんやRyuhei The Manとは一番離れた場所にいるのがCMYK一派だと思うんです。
でも、彼らがジャズやディスコを通過した上でハウスに傾倒していることを知っている僕としては全然OK。
The Roomのレフトフィールドを拡張しているという意味ではむしろ頼もしくすら思っています。
あれもThe Room、これもThe Room。
今週はここ数週間と音の傾向が違うだけに面白いしこれもThe Roomの許容範囲なのか!という新鮮な驚きもあるんじゃんないでしょうか?
実際、僕現場ではDeep Houseも結構かけてたりするんで、黒田さんやRyuheiさんとCMYKって僕からみたらThe Roomの両翼でうまくバランスが取れてると思うんです。
ちなみにDaft Punkがアナログで人間味溢れる存在だとすると今回のKirioka君のMixは、真逆!
寡黙にしてミニマルです。
ロボットがヒューマンで人間が無機的ってのも何ですが、デジタルの中に潜むソウルがメロディーやコードの端々に滲み出ています。
それが世代的なものかジャンルを超えた普遍性なのかは僕には判りませんが、打ち込みに対する偏見を取り払って自由な感性で音に接すれば違った風景が見えて来るのではないでしょうか?
導入部も見事に仕掛けて来ます。
メジャーやアンダーグラウンドは関係なく、有名無名も関係なく、おっちゃんか若者かも関係なく、機械か生音かも関係なく・・・。
ひょっとすると海や山や森や川で聴いてもいいかもしれませんね?
聴くべき場所、からも解放されてみてもいい。
もう一回言います。
あれもThe Room。
これもThe Room。
そう、僕たちはルーム・メイト。
沖野修也
Kirioka
「ヴィンテージソウル普遍的ジャズ、新興ディスコそして狂ったハウスの音の祭典」CMYKを2015年より主宰する。
2020年コロナ禍、架空の世界をイメージしたヴィジュアルとともに制作する新たなミックステープシリーズAudio Postcardを開始した。
---
2/28(日)4pm - 5pm
DJs: Team Room
番組をradikoで聴く▼