「BETTER LIFE」
このコーナーは、よりよい人生を、そして、その“終わり”を追求する為のアドバイスを、相続問題はもちろん、健康、医療、看護など様々な分野の専門家に伺うコーナーです。
4月の講師は、中小企業診断士で、株式会社バランス・プランニングの矢吹卓也さん!
現在、公募が行われている“事業再構築補助金”について伺います。
■この“事業再構築補助金”とは、どんなものなのか教えてください。
コロナ禍で、大変業績が悪化している企業さんが多いと思います。
そんな中で、なんとか新しい事業を起こして、乗り越えよう、踏ん張ろうとしている企業さんに対して支援しようという補助金になります。
■補助される金額は、どれくらいになりますか?
補助金の予算総額は、1兆1,485億円と巨額の予算が計上されていて、経産省主幹の補助金としては過去最大になります。
中小企業の一般枠で良いますと100万円から6,000万円で、補助率は2/3になります。
ですので、事業で言うと9,000万円の事業であれば、MAXの6,000万円の補助が出るということになります。
個人事業主もOKです。
■該当の基準は、どんなものですか?
概ね3つあります。
① 申請月の直近6か月の売上のうち任意の3か月の売上が、前年同月比で10%以上減少した月がある企業(売上要件)
② 認定経営革新等支援機関(税理士さんなど)や金融機関と連携して事業計画を書くことができる企業
③ 3〜5年で、付加価値額を年利平均で3〜5%以上増加させることができる企業。付加価値額というのは、営業利益と人件費、それと減価償却費の3つを合わせたものが付加価値額になります。
今回紹介した事業再構築補助金の詳細については、経済産業省のホームページを御覧ください。
みなとアセットpresents SUCCESSION〜Handing Over The Torch〜
今回のゲストには、先週に引き続き、一般社団法人緊急事業承継監査協会代表理事の伊勢田篤史さんをお迎えしました。
■伊勢田さんの肩書きには、緊急事業承継監査協会 代表理事以外にも、終活弁護士というものもありますが、この終活弁護士とは??
もともと弁護士というと、紛争を解決するというイメージを持たれると思いますが、誰も揉めたくて揉めてる人はいないんです。
そういった意味で、揉める必要のない人を揉めさせない・・・紛争を予防する仕事をしたいなあ・・・というものがありました。
そして、元々、相続に興味があって、弁護士の資格をとって現場に出ると、冗談じゃなく、80歳代のご兄弟が罵詈雑言を浴びせ合う喧嘩の場に立ち会うんです。
そういった現場を目の当たりにしてきて、相続は誰でも経験しうる身近な法律問題で、ちょっとした対策でそういう紛争を回避できる問題だと考え、終活という観点から相続問題を考えませんかということをテーマに終活弁護士という形で活動しています。
■「うちの子供達に限っては、相続で揉めない・・・」と思う人がいますが、そういう家に限って揉めたりするんですよね?
そうですね。
成人したら、大抵、独立して家を出るので、親は子供の状況をなかなか分かりにくいんです。
そういった中で、それぞれの兄弟の家庭があり、時間が経過する中で、昔は仲が良かったから、今も仲が良いとは限らないんです。
また、今、仲が良いから相続のタイミングでも、仲が良いとも限らないんです。
■伊勢田さんは書籍『緊急事業承継ガイドブック 社長が突然死んだら?』を先日発表されましたが、事業承継の話って持ち出すきっかけが難しいですし、どう向き合えば良いんですかね?
会社の経営者さんが事業承継対策を考えるのは素晴らしいことだと思います。
中々、できることではありません。
なので、経営者さんが少しでも、事業承継に興味を持ったり、考えようと思っているのならば、周りのご家族なり、従業員の方、役員の方がちゃんと経営者さんをサポートして、一緒にこの問題に向き合うことが大事だと思います。
〜リスナープレゼント〜
今回のゲスト、一般社団法人緊急事業承継監査協会 代表理事の伊勢田篤史さんが書かれた書籍『緊急事業承継ガイドブック 社長が突然死んだら?』を、番組リスナー3名にプレゼント致します。
ご希望の方は、住所、氏名など連絡先を明記の上、メールでご応募ください。
アドレスは・・・tos@interfm.jp
たくさんのご応募お待ちしています。
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4/4(日)7am - 8am
DJ: 古家正亨
メール: tos@interfm.jp
ハッシュタグ: #トーク日曜
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