僕は自称、人類史上初の選曲評論家です。
最初の美術評論家って誰だったんでしょうかね?
文芸評論家は?映画評論家は?音楽評論家は?
僕より先に選曲評論してた人がいたら済みません・・・。
ちなみに自著『DJ選曲術』の中で、僕は正しい選曲には前後の関連性があり、優れた選曲には意外性があると書きました。
異論反論大歓迎。
色んな作家の文章読本があるように、色んなDJの選曲作法があっていいと思ってます。
勿論、選曲論なんか要るか!そんなもん勘だろ勘!! という意見があってもいいと思います。
もとい、誰よりも選曲に一家言ある僕、沖野修也が、尊敬するDJが黒田大介さん。
DJの能力はバック・トゥ・バック(1曲交代で曲をかけるスタイル)に如実に現れる(バック・トゥ・バックはやらない!というポリシーも尊重してます)というのが持論の僕と、ガチガチの一騎打ちをやったことがあったんですよね。
被せまくり(もうそうれこそ、プロデューサーから、曲名から、楽器の音色から、キーまで全てが相手のかけた曲へのアンサー)、しかも、次の次にかけたい曲を見越して、相手の"次"を誘(おび)き寄せたり、相手が次を選べなくて手詰まりするような曲をかけたりと、将棋のような、総合格闘技(しかも寝技系)のような、渾身のバック・トゥ・バックは、思い返しても手に汗握る攻防でした。
そんな選曲の妙を知り尽くした、黒田大介さんが、9月6日ON AIRのThe Room Radioに二度目の登場(二回出る人は初めて)です!
とにかく、関連性は勿論のこと、凡人には思いつかない抜群の跳躍力(単に奇を衒(てら)うのではなく、あくまで関連性を持たせながらどこまで飛距離を伸ばせるかという意味で)を伴った意外性を同居させられる世界レベルでも稀有な存在。
黒田さんらしさ、いや、The Roomらしさ(この1年では、僕よりも確実に回している回数は多いかと)をお楽しみ下さい。
きっと、前回以上に聴き手を挑発するプレイを披露して頂けると思います。
という訳で、毎週日曜、夕方4時からはInterFM897で、『The Room Radio』を宜しくお願いします。
沖野修也
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9/6(日)4pm - 5pm
DJs: Team Room
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