2020年4月から毎週日曜夕方4時にお聴き頂いている『The Room Radio』ですが、今回はレア回です。
この放送、毎回、The RoomにゆかりのあるDJにご登場頂いていますが、基本、フロアーを"想定"したMixをDJの皆さんに納品して貰っています。
ダンサブルなものから、意外なチル・ミックスまで、リスナーの皆さんを色んな角度から楽しませるべく、"The Room"という縛りはあるもののカラフルな個性と豊かなバリエーションを確保出来ているかなと。
人選しているGM、冨永陽介の采配による所が大きいのですが。
さて今回は三度目の登場となる僕の実弟、沖野好洋が担当します。
本人の弁によると、「1回目は新旧織り交ぜたメロー選曲、2回目はブラジリアンDJ MIXという内容で、今回はどうするか悩んだ結果、先日大阪でのイベントを現場でライブ録音したDJ MIXを聴いていただく事にしました」との事。
DJ MIXって色んなパターンがあるって前にブログで書きましたよね?
ざっくり分けると3つ。
①現場でオーディエンスを前にしたDJ MIX
②自宅やスタジオでオーディエンスなしでフロアーを想定したDJ MIX
③自宅やスタジオでオーディエンスなしでフロアーを意識しないDJ MIX
理想は①です。
DJプレイとは、本来、オーディエンスの反応をもフィルターにして次の曲を選ぶ職業なので。
『The Room Radio』で数多くのDJを紹介して来たのもいつかThe Roomに来て頂いて①を楽しんで欲しいなぁという願いがあるからです。
だからと言って、②や③がダメという訳ではなくそれらは①とは別物なんですよね。
オーディエンスがいないことで自由度が上がったりダンスさせるという条件が外れて実験も出来る!!
そう、別の価値があるのです。
ただ、今回、沖野好洋のプレイは①を録音して、放送する事になります。
通常は②か③なので、そういう意味でレアなんです。
ちなみに「5時間に渡るイベントの最後の1時間となるミックスで、イベントのビークタイムから終盤となる現場の雰囲気を選曲から感じて楽しんでいただければと思います」とも弟は申しております。
いつか現場で弟のDJを聴ける日を想像しながら、お部屋で踊っちゃって下さい!
沖野修也
Yoshihiro Okino (Kyoto Jazz Massive/Especial Records)
兄:沖野修也とのプロジェクトKyoto Jazz MassiveのDJ/トラックメーカー。
大阪南船場にShopも構えるクロスオーヴァー・レーベルEspecial Records主宰。
2002年にリリースされたKyoto Jazz Massiveのファースト・アルバム『Spirit Of The Sun』以降、数多くのリミックス/プロデュース・ワーク/コンピレーションの選曲等を手掛けて来た日本のジャズ/クロスオーヴァー・シーンの重要人物。
DJとしても海外100都市以上でプレイ、国内では東京渋谷のThe Roomでの”Especial Records Session”、大阪での”Freedom Time”等のレギュラーナイトを始め全国各地でプレイ中。
Kyoto Jazz Massive Live Bandでも国内はもちろんヨーロッパ・ツアーやアジア等のフェスにも出演。
2021年には遂にKyoto Jazz Massive待望のニュー・アルバムがリリース予定。
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5/9(日)4pm - 5pm
DJ: Yoshihiro Okino (Kyoto Jazz Massive/Especial Records)
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