時代と世代を超えて2021年1月24日の『The Room Radio』にブッキングされたのは、あのサンダーキャットがThe Roomに来店した時には相当楽しませたとの逸話を持つ注目の若手集団!Soul Mattersから3人目の登場となる黒住忠且。
理論派の島晃一。
肉体派のJINI。
まだ『The Room Radio』には出ていない野生派のKent Niszawa。
に対し、感覚派の黒住君??
The Roomでもしょっちゅう会うし、去年山中湖で行われたThe Room Campにも来てくれたし、僕の視界の中の出現率まぁまぁ高いんだけど、怖いのか?
遠慮してるのか?
シャイなのか?
あまり深く話したことはなかった。
天然系にも見えなくないし、謎めいているとも言えなくない。
4人の中ではちょっと浮世離れしているのだ(あくまで僕の主観ですw)。
そんな黒住君が、昨年末のある日、意を決したように僕に近づいて来た。
「沖野さん!冨永さんから指名して頂いて『The Room Radio』でMixやることになったんです」と嬉しそうに?少し恥かしそうに?僕に向かって呟くように告白した。
若手には訊かれない限り滅多にアドバイスをしない僕が、黒住君に二言三言選曲のヒントみたいなことと『The Room Radio』の重要性を話した。
余計なお世話か(笑)。
勿論、いつもちゃんと彼のDJを聴いていることも伝えた。
僕は誰からも教わらなかったし、彼も僕が教えなくても自分で学んで行くだろう。
ただ僕は、話しかけてくれたのが嬉しかったし、僕には子供がいないから子供の年齢のような彼に何かを伝えたかったのかもしれない(ちなみに彼はThe Roomの最年少DJらしい)。
来るもの拒まずなのに誰も来ないからね、僕の所には(苦笑)。
彼は今、25歳。
僕がThe Roomを作った年齢だ。
あの頃を思い出して、彼の選曲を聴いてみたいと思う。
The Roomが出来て28年。
あの時The Roomで回していた25歳の若者のDJプレイと今The Roomで回している25歳の若者のDJプレイは何か共通項があるのか?
それとも違ったものになっているのか?
時代と世代を超えて分かち合えるものはあるのだろうか?
引き継がれているものはあるのだろうか?
本人曰く、「ルームでレギュラーさせてもらうようになってから、ルームのあらゆるパーティーで遊んで吸収した音が60分にアウトプットされたような気がしてます!」との事。
僕のプレイからも得るものがあったりしたらひょっとすると噴出するかもしれないな。
という訳で、毎週日曜夕方4時からはInterFM897で、『The Room Radio』をお楽しみ下さい。
沖野修也
Kurozumi (Soul Matters)
2015年、新たなレアグルーヴを探求するパーティ“Soul Matters”に参加。
同パーティは、老舗の音箱、渋谷The Roomの週末レギュラーとして、偶数月第四土曜日に開催中。
DJとしては、新旧のハウスやジャズを中心に、クロスオーバーな楽曲を今の感覚でブレンドする。
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1/24(日)4pm - 5pm
DJs: Team Room
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