「BETTER LIFE」
このコーナーは、よりよい人生を、そして、その“終わり”を追求する為のアドバイスを、相続問題はもちろん、健康、医療、看護など様々な分野の専門家に伺うコーナーです。
6月の講師は、認知症対策マネーコンサルタントの日下正敏さんをお迎えし、認知症に関するお金の話を伺いました。
■ 認知症に関するお金の準備の仕方についてアドバイスをお願いします。
(先週も言いましたが)古家さんが頑張って月々7万円の貯金をして、それを30年間貯めます。
すると貯まったお金は、2500万円。
そのお金が、自分の分だけでなく奥様の分にもなるように、倍になれば良いですよね。
一つの提案としては外貨立ての預金があります。
もちろん経済状況によってそのリスクは変わりますが、お金の増える率は、普通の預金などよりも2桁違います。
あと、最近みなさん多いのは、外貨建ての商品です。
受け取る時に外貨で受け取るので、円安か円高で受け取る金額が変わって来ます。
リスクを心配する声はもちろんありますが、過去には、日本もインフレになって物価が1年で10倍になったこともありました。
それを考えると、払ったお金を最大化するとき、円に投資していてはカバーできない面もあるかもしれませんね。
■外貨建ての商品ですか?
外貨建てによるお金を貯める商品は、最近人気があります。
でも、お金をためるだけだったら金融機関の商品でも良いのですが、その場合、自分が認知症になってしまったら、そのお金はロックされて下ろすことができなくなります。
家族が使うことはできません。
それであれば、保険付きの外貨立ての商品を選ぼうという人も多くいます。
今、介護保険は要介護2級で保険が下りるんですが、この商品は払ったお金は保てます。
うまく行けば増えることもありますが、払ったお金よりも減ってしまうこともあり、そのリスクは自分が負うことになります。
そういう商品も最近は、人気ですね。
今回の話を聞いて、認知症に関するお金の相談をしたいと思った方は、ぜひ、番組までメールでお問い合わせください。
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みなとアセットpresents SUCCESSION〜Handing Over The Torch〜
今週のゲストは、先週に引き続き家電蒐集家(しゅうしゅうか)で、渋谷の東急ハンズ内で中古のラジカセなどを修理・販売するショップ「デザイン・アンダーグラウンド・SHIBUYA BASE」を運営する松崎順一さんです。
■今、カセットデッキやラジカセを作っているメーカーってあるんですか?
あります。
カセットデッキやラジカセの分野は、今でも、毎年、50億円の市場があります。
やはりカセットは、途中で止めたり、ちょっと戻したり、ゆっくり再生したりなど、自分がこう聴きたい!・・・というのをアナログならではの操作で聴くことができるんです。
なので、お稽古とか、習い事とか、そういう所でも重宝されているんです。
ちなみにカセットテープは、大手だとマクセル一社のみが製造しています。
■今、若者の間でカセットテープに興味を持っている人が増えている背景には、どんな理由があると思いますか?
やっぱり、今のデジタルでは味わえない、音の味わいだったり、カセットテープの手頃な大きさの感覚だったりですかね。
今の若い人たちは、決してモノを持たないってことではないと思うんです。
自分の個性を主張するようなものであれば所有したいという欲は若い人にもあると思っていて、それに一番適しているのがカセットテープのサイズ感なんじゃないかと。
今、アーティストが世界中で発売しているカセットテープって、昭和の頃のカセットテープよりもデザイン的にユニークで、だいぶカッコイイんですよ。
なので、ウチで販売しているミュージックテープもデザイン性の良いもの、見た目がカッコいいものが人気です。
オーディオを超えて、一つのアートピースみたいな感覚になっているのかもしれませんね。
■松崎さんが思うカセットテープの魅力とは?
カセットテープは、レコードと同じアナログなんですけど、レコードはどちらかと言うと受け身、聴くだけのものなんですが、カセットテープは、世の中にあるいろんな音楽を自分のカセットに吹き込んだ時に、いろんな楽曲が自分の音になる。
生まれ変わる、それが、カセットテープ独特の魅力なのではないかと思います。
松崎さんと古家さんの熱のこもったカセットテープトーク。
聞き逃した方は、radikoのタイムフリーで、もう一度聴くことができます。
ぜひ、チェックしてください。
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6/27(日)7am - 8am
DJ: 古家正亨
メール: tos@interfm.jp
ハッシュタグ: #トーク日曜
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