「BETTER LIFE」
このコーナーは、よりよい人生を、そして、その“終わり”を追求する為のアドバイスを、相続問題はもちろん、健康、医療、看護など様々な分野の専門家に伺うコーナーです。
6月の講師は、認知症対策マネーコンサルタントの日下正敏さんをお迎えし、認知症に関するお金の話を伺います。
■認知症になった時を想定して、お金の面での準備の必要性を伺ってきましたが、実際、だいたい、どれくらいの費用が掛かるんでしょうか?
厚生労働省の調査によると、介護が必要になった人の平均介護期間は、4年7ヶ月と言われています。
その中で自宅介護を希望される人は4割ぐらいいて、家族に負担をかけたくないからと施設での介護を希望される人は3割くらいだそうです。
そして、パートナーに介護が必要になった場合、自分では対応できずヘルパーさんが必要になったとします。
月曜から金曜まで9時から5時などで、ヘルパーさんを頼むと、時給だいたい1時間=1500円。
プラス、サービス料など含めて、だいたい30万円くらい月に掛かると思います。
それに月々7万円くらいの食費が掛かるとして、だいたい37万円くらい必要になります。
私の会社の上司は、5年間のヘルパー代が2,500万円掛かったと言っていました。
■そんなにですか!? これ、どうすれば良いんでしょうか?定期預金などで、地道に貯めるしかないんですか?
今だと、定期預金に30年掛かって2,500万円貯めたとしても、ほとんど変わりません。
しかも、これがご自分の名義だと自分が認知症になった場合、奥様は、おろせなくなります。
では、海外の人で同じケースを考えた場合、海外は、みなさん定期預金ではなく、2,500万円が結果的に奥様の分も含めた5,000万円になるような金融商品を探します。
日本で言う、元本保証付きではない商品になります。
もちろん元本の減るリスクは、自分が負わなければなりません。
ただ、海外ではそういう仕組みになっていて、学生時代からそういうお金の教育を受けているんです。
■ただ、リスクはあるんですよね・・・?
そうです。
そうなると金融マーケットでは、世界中の人がそういう商品を必要としているんです。
そうすると、リスクを防ぐ方法として色々な機能が金融業界に用意されていて、それを使った商品が世界中で色々出ていて、「これはそこそこ増えるけど、安全だよ・・・」とか「こっちは、たくさん増える可能性はあるけど、ちょっと危ないかな・・・」みたいに、みなさん、それぞれの商品を自分で考えて、お金を管理しているんです。
そして、そういう商品に対するアドバイスを私たちが行うんです。
今回の話を聞いて、認知症に関するお金の相談をしたいと思った方は、ぜひ、番組までメールでお問い合わせください。
---
みなとアセットpresents SUCCESSION〜Handing Over The Torch〜
今週のゲストは、渋谷の東急ハンズ内で中古のラジカセなどを修理・販売するショップ「デザイン・アンダーグラウンド・SHIBUYA BASE」を運営されている、家電蒐集家(しゅうしゅうか)の松崎順一さんです。
■所有するカセットテープは10万本とのことですが、どうやってそんなに集めたんですか?
僕のカセットの集め方は、ホームページで、いらないカセットテープを引き取りますと、アナウンスするんです。
着払いで良いので・・・と言うと、みなさん、結構、まとめてミカン箱のようなサイズで送ってくれるんですよ。
そうやって集めに集めたら、倉庫がいっぱいいっぱいになる、10万本くらいになりました。
■集め始めてどれくらいになるんですか?
カセットテープは5年くらいですね。
もともと、家電蒐集家として18年やっていまして、それまでは、ラジカセやデッキなどハードウェア中心だったんです。
ただ、そのハードウェアは集め尽くしてしまって・・・(笑)。
それで、次の目標を考えていたら、やっぱりラジカセの相棒はテープだろう・・・って思って、で集め始めたら、カセットの種類の豊富さやデザインのユニークさが面白くて、惚れ込んでしまい、それからこの5年、必死に集めました。
■ただ、ここ最近、カセットテープがブームになっているという話も聞きますよね?
そうですね。ここ4、5年来てますね。
要因の一つとしては、僕の友人でもある角田さんという方が、中目黒に「waltz」さんという、どちらかというとミュージック・テープを扱っている専門店をオープンされたんです。
それが、5、6年前で、そして、若い人たちがカセットテープって、なんだろう?? って思った時に、タイムリーにこの「waltz」さんがオープンされて・・・。
たぶん、そこから若い人たちが、カセットテープに興味を持つようになったんじゃないですかね。
また、それに連動して、この5、6年、というのは、世界中のアーティストが、カセットテープで作品をリリースするようになったのと当たるんですよね。
ですので、そういう、いくつかの要因が重なって、ここ数年、一気にカセットブームが来たんじゃないかと僕は思っています。
松崎さんとの熱いカセットテープ談義を聞き逃した方は、radikoのタイムフリーで、もう一度聴くことができます。
ぜひ、チェックしてください。
来週も、家電蒐集家の松崎順一さんにお話を伺います。
お楽しみに!
---
6/20(日)7am - 8am
DJ: 古家正亨
メール: tos@interfm.jp
ハッシュタグ: #トーク日曜
番組をradikoタイムフリーで聴く▼