「BETTER LIFE」
このコーナーは、よりよい人生を、そして、その“終わり”を追求する為のアドバイスを、相続問題はもちろん、健康、医療、看護など様々な分野の専門家に伺うコーナーです。
6月の講師は、認知症対策マネーコンサルタントの日下正敏さんをお迎えし、認知症に関するお金の話を伺います。
■5人に1人は認知症の時代が来ているということですが、そうなると、介護に、不安を覚える人も多いと思いますが、そもそも、介護の基準とは、どんなものなのでしょうか?
日本には介護保険に等級制度があって、要介護3級以上になると国が用意した特別養護老人ホームというものに入ることができます。
価格が安いのと入居金がいらないので、たくさんの人が待っていて、都内だけでも3000人余りの人が待機していると言われています。
そこに入れない人は、もう少し料金が高くなる、民間の施設に入らざるを得なくなります。
■因みに、要介護3級とは、どんな状態なのでしょうか?
日常動作の内3つ以上のものができないことを言うんですが、例えば、朝一人でベッドや布団から起きられるか、洋服を自分で着たり脱いだりできるか、トイレに自分で行けるか、出かける際に自分で目的地まで行けるか、そういうものをケアマネージャーが査定して3つ以上できないと判断されたら要介護3級なので国の施設を紹介しましょう・・・ということになります。
ただ、問題なのは、認知症も、その内の1つでしかないんです。
認知症の方をサポートする、その大変さで言ったら要介護3級以上あるようにも思うんですが認知症は1つでしかないんですね。
■では、認知症の介護をするとなったら、どんな状況になるんでしょうか?
私の会社の50歳前の友人は、ご両親が80代、お母様が先に認知症になり、年上の同居のお父さんではお風呂にも入れられず、目を離すと徘徊。
トイレも一人では無理。
友人が、会社を早く終わっては毎週3回は実家で介護の手伝いです。
この年になって、お母さんのおむつを替えるとは思っていなかったと言っていました。
想像以上に大変な認知症の介護。
その為には、今から経済面での十分な備えが必要のようです。
来週は、その点についてもお伺いします。
認知症に関するお金の相談がある方は、ぜひ、番組までメールでお問い合わせください。
みなとアセットpresents SUCCESSION〜Handing Over The Torch〜
今週のゲストは、元サッカー日本代表で、現役時代は、ガンバ大阪などでプレイ!
現在はサッカー解説者、そして、なでしこリーグでの監督や高校生へのコーチングなど指導者としても活躍されている本並健治さんです。
■今の学生を見ていて、サッカーに対する向き合い方などには、どんな印象を持ちますか?
頭でっかちになっていて、こっちの言っていることを理解している子が少ないですね。
海外サッカーのマネで、トリッキーなプレイをしようとするんですけど「それよりも、止める、蹴るなど、基本のプレーが大事でしょ!」って言うんです。
それが出来てないんですよね。
■指導者としての難しさも感じているのでは?
昔は、戦術とかなかったですからね(笑)。
「やるんじゃ、ボケ!」ってね、それで終わってましたから。
どつかれたりね。
今は、そんなことできないですから。
きちんと、理論的に言わないと。
「ここは、こう動いたら、こういうポジションとらないとね・・・」って言わないとだめだし「ここ抜かれたら、ここをカバーリングしないとだめだよね・・・っ」て、理論的に言って戦術的な説明をしないといけないですね。
■サッカーの練習量って、だいたいどれくらい必要なんですか?
僕が、なでしこリーグのスペランツァ教えているときは、1時間半以上はやらなかったです。
サッカーは90分ゲームじゃないですか。
だから、それ以上はやらなかったです。
それ以上やると、集中力が持たないんですよ、選手が。
僕も、持たないですし・・・(笑)。
子供たちも90分くらいで良いと思います。
あと、小中学生なら週に2,3回練習すれば十分だと思いますよ。
やりすぎなんですよ、日本は。
ヨーロッパも、2,3回くらいじゃないですかね。
大事なのは、集中して中身の濃い練習をすることですね。
本並さんの熱のこもったサッカー話。
聞き逃した方は、radikoのタイムフリーで、もう一度聴くことができます。
ぜひ、チェックしてください。
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6/13(日)7am - 8am
DJ: 古家正亨
メール: tos@interfm.jp
ハッシュタグ: #トーク日曜
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