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栃木県那須から人気が広がる「バターのいとこ」!開発の背景と想い

番組から
2024/10/20


10/20(日)9pm - 9:30pm

お店ラジオ supported by スマレジ


『お店ラジオ』にようこそ!

パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジの山本博士さん。

ゲストは、株式会社GOOD NEWSの代表取締役、宮本吾一さんでした。



栃木県・那須のお土産に、「バターのいとこ」という人気のお菓子があります。

羽田空港や東京駅にも店舗があるので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この「バターのいとこ」を製造・販売しているのが、株式会社GOOD NEWSです。


今や全国区とも言える人気の土産菓子「バターのいとこ」。

宮本さん曰く、「生キャラメルみたいなものを、柔らかい生地にサンドしたお菓子なんですよ」とのこと。

その“生キャラメルみたいなもの”とは、牛乳からバターを作ったあとに出る「スキムミルク(無脂肪乳)」。

何故、こういったお菓子を地域の土産として開発したのでしょうか。

「3.7牛乳って見たことありますか?あれって脂肪分なんですよ。牛乳の脂肪率って、3.7%とか4%ぐらいなんです。残りの90%は“無脂肪乳”で、つまりスキムミルク。そのスキムミルクを僕らが酪農家さんから買い取って、しかも牛乳より高い値段で買って、それで土産菓子を作れば、酪農家がバターを作りやすい=人口が減っていっても続けられる商売ができる、と考えました。大きい会社は、そのスキムミルクを、例えば粉ミルクにしたりして売っているんですけれど、液状のものを粉にする機械が2億するらしいんですよ。で、粉にする牛乳の量が何トンとかで一度にやらないと採算が合わないらしくて…。なので、そのスキムミルクを加工することなく、生のままどこかに売ることができれば一番いいよね!ってことで、じゃあ地域の中でそれを回しましょう、という話になって、僕らが手を上げて、小さい酪農家がバターを作る下支えをするためにスキムミルクを使ったという理由です」

なるほど〜。6次化をめざす地域の酪農家さんたちをサポートするため、バターを作る際にできるスキムミルクに価値をつけて、独自に商品化したというわけなんですね!


「そんな仕組みのお菓子を作って、そのお菓子の工場を作るために、次に森を再生させる場所を作ろうと考えました。そうして、いい循環が生まれる商売ができたらいいな、という思いでやっています」と宮本さん。

というのも、株式会社GOOD NEWSでは、那須町にある約4万5000平米の森を開発し、東京ドーム1個分ぐらいの商業施設を作って運営しているんです。

これが森の再生にも役立つと、宮本さんは教えてくださいました。

「里山という考え方があって、森の中で人の暮らしが行われれば森を回復することができるというもの。例えば、飲食店で食物残渣が出て、それを堆肥化させて森に戻せば、森が回復していく一助になるんじゃないか…と。最近、牛2頭を飼いだしたんですけど、そのフンを藁と混ぜて堆肥にして、それを森に戻しています。そういうことを見て・体験してもらうことを“観光”としてお客さまを呼べたら面白いなと思って、そういう場所をお菓子工房とともにやっています」

このプロジェクトは2022年からスタートし、今年で丸2年。

実は山本さんも行ったことがあるそうで…

「ずーっと森がつづていて、そこにちょこんと工場があって、長屋みたいな建物にたくさんお店が入っている感じですね」とのこと。

へえー!森の散策もできるなんていいですね〜。

宮本さんたちが作るお菓子のお店もあれば、コーヒー店や生花店などもあって、様々な人が集まる場所となっているのだとか。


現在は、こういった事業を那須町で展開されている宮本さんですが、実はもともと東京出身。

那須に移住したきっかけは、25年ほど前に那須でリゾートバイトをしたことだったと言います。

「そこで色んな人とご縁ができて、那須での暮らしぶりをかっこいいと思ったんです」

そんな宮本さん、「バターのいとこ」を始める以前にも、色んなことをされています。

まずは、リアカーを屋台に仕立てた「リヤカーコーヒーUNICO」。

しかし、全くお客さまが来なくて、売り上げを確保できず、2年で撤退。

当時について「本当に何も分かっていなかった」と宮本さんは話します。

そして次に、店舗を構えて「ハンバーガー屋をやろう」と決意しました。

こちらは上手くいったのでしょうか?

「それが、お客さまが来るようになったんですよ(笑)一つは、観光地だから良かった。一見さんがメインで、珍しそうに来てくれたってのが一つ。なんでかというと、街にマクドナルドがないんですよ。例えば、那須でラーメン食べたいってなったらラーメン屋はいっぱいあるんですね、パスタも蕎麦もいっぱいある。でも、ハンバーガーを食べたいとなった時に、一個しかないから、那須に来たら一回は僕の店に来るっていう時があって、10人に1人ぐらいがまた来てくれるわけなんですよ」

これはびっくり、街に他にハンバーガー屋さんが無かったんですね。

もちろん、ハンバーガーの味の改良なども重ねていったそうです。

ただ…

「自分でちゃんと給料を取れるようになるまで、4〜5年かかりましたけどね。絶対マネしないほうがいいです(笑)」

とのことでした。

失敗談もありがとうございます、それもまた貴重な学びです!


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メール: omise@interfm.jp