10/13(日)9pm - 9:30pm
『お店ラジオ』にようこそ!
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジの山本博士さん。
ゲストは、前回に引き続き、株式会社ガネーシャの代表取締役、本田大輝さんでした。
富山発のグルメバーガー「SHOGUN BURGER」などを展開している本田さん。
現在、沖縄から北海道まで店舗を広げていますが、富山に1号店、東京・歌舞伎町に2号店を出店したあとは、どのような流れで展開していったのでしょうか。
「緊急事態宣言のときに、すでにたまたまUber Eatsに入っていて、ツーオペやワンオペで、900万から1,000万ぐらい売っていたんですね。けっこう取り上げられるようになってきて、海外のお客さまが無しでも戦える状況になったんです。そこから、フランチャイズをやりたいと言ってくれる方が出てきました。コロナ禍中もしっかり出店場所を探して、守るのではなくて出店していった、という感じです」
例えば、コロナ禍の影響で良い物件が空いているのを知って、渋谷のセンター街に新規出店したと言います。
当時は、キッチンで調理した料理を宅配専門で販売する飲食店「ゴーストレストラン」が増えましたが、そうしなかった理由について、本田さんはこう語っています。
「僕らはインバウンドしか狙ってなかったので、いつかホームランを打つために、投資して、ずっと耐えた」
「SHOGUN BURGER」創業時の考えを貫き通したってわけなんですね〜。
そんな「SHOGUN BURGER」の出店戦略は、もちろんインバウンド集客を中心としたもの。
「基本的には観光地戦略なので、7月には沖縄の恩納村にオープンしました。何回も恩納村に行って、インバウンドのお客さまが溢れているなと思ったんです。で、すごく有名な沖縄バーガーがあるんですけど、その強いお店が上と下にあって、ちょうど真ん中ぐらいに出すので、真ん中の層がとれるかなと考えたんです(笑)」
その結果、「めちゃくちゃお客さまが入っていて、インバウンドがほとんどなんですよ」とのこと。
加えて、「SHOGUN BURGER恩納村店」が成功した理由がもう一つ!
「そもそも恩納村はバーガー文化があって、ハンバーガーという商品が選ばれやすい地域。沖縄に行くとグルメの5本指ぐらいに入る。だから、いけたんですよ」
逆に、バーガー文化が根付いていない札幌すすきの店では、和牛ではなく「ラム肉バーガー」を出すなど、工夫を凝らしているそうです。
ちなみに、そもそも競合の多いハンバーガー業界に参入したのは、どういった勝ち筋があったのでしょうか? 今さらですが本田さんに伺ってみました。
すると、「あまり言いたくないんですけど(笑)」と言いながらも、しっかり教えてくださいましたよ!
「例えば、ニューヨークに行くと、全て券売機だったりするんです。それって当時は日本には無くて、海外のお客さんは海外のバーガーキングやマクドナルドの買い方に慣れているので、だから僕らは“高級バーガーのファストフード”をやっているんですよ。そして海外のお客さまは、日本にもバーガーキングはあるけれど『せっかく日本でバーガーを食べるならSHOGUN BURGERに行こう』という考えになる」
なるほど!言われたら、確かにそのニーズはありますね!
外国人観光客も日本食が毎日・毎食じゃ飽きるため、「バーガーでも食べようかな。じゃあ、せっかくなら日本独自のバーガーを食べたい」となるんですね。
さて、前回のお話にもあったように、世界進出をめざす「SHOGUN BURGER」。
海外への展開はどうなっているのでしょうか?
「現在、上海店があります。今、色んな国で準備していて、少しずつオープンするような計画。色んな海外の戦略が整ってからアメリカ勝負っていうほうがいいのかなと考えています。基本的にフランチャイズじゃないと厳しいと思っていて、現地のパートナー企業にやっていただく。歌舞伎町に出店したら各国の富豪がやってくれるんじゃないか?という当初の考えは、やっぱりその通りになっています。ホームページも4〜5ヶ国語ぐらいAIで翻訳されるようになっていますので、そこから問い合わせがきますね」
ふむふむ。「SHOGUN BURGER」の海外展開は、まさにこれから!なんですね。
そう遠くない未来、日本の富山発のグルメバーガーが世界を旋風する日が来るかもしれません。
期待して待ちましょう!
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