NEWS

「丸亀製麺」で知られるトリドールホールディングス。 お客さまゼロから上場企業へ!その転機&気づきとは?

番組から
2022/10/09


10/9(日)9pm - 9:30pm

お店ラジオ supported by スマレジ


今日も『お店ラジオ』にようこそ!

パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。

ゲストは、株式会社トリドールホールディングス代表取締役社長 兼CEO、粟田貴也(あわた・たかや)さんでした。


株式会社トリドールホールディングスで現在主軸となっているお店は、皆さんご存知!「丸亀製麺」です。

なのですが、実は、創業時は焼鳥屋さんでした。

「23歳の8月、兵庫県の加古川駅近くのガレージを借りて、焼き鳥屋をオープンしたんですね。

そのときの屋号がトリドール。で、自分でも、店を持てた感慨に浸ってましてね。

こんな小さな店だけど、三軒もてたらすごいな、と思った。当時の自分には壮大な夢だった。

この思いを何とか表したいと思って、『トリドール三番館』という名前をつけたんです」。


まだ居酒屋が街にそれほどなかった時代。23歳だった粟田さんの夢は膨らむばかりだったと言います。しかし…。

「二日目から、お客さまが来ないんですよ。店さえ出せば、お客さまは来るものだと思っていたんですね。

経営とか商売とか、そういうものは全く興味がなかった。それで二日目からは全く売れなかったというのが現実で。

信用金庫からお金も借りてましたし、どうやってお金を返していこうか、そういうことが現実としてのしかかってきましたね」。


現在これだけ成功している方でも、そんな時代があったんですね。

そして粟田さんは、「どうしたらお客さまに来て頂けるのか」ということを、初めて真剣に考え始めたと言います。


では、そこからどうやって、お店を大きくしていったのでしょうか。

粟田さんのお話によると、転機となった工夫の一つは深夜営業。

当時、周辺にはまだ深夜営業のお店はなかったため、気がつくと深夜には満席という状態になっていたそうです。

次に転機となったのが、女性をターゲットにしたこと。

その頃、女性のお客さまが一気に居酒屋市場に入って来て、居酒屋ブームを作っていました。

若い女性に来て頂けるようになったら店も流行るんじゃないか、と考えた粟田さん。

「とはいえ、お金もないし改装もできないんで、メニューを変えてみようと。

今では当たり前ですけど、サラダを置いたり、オムレツを置いたり、チューハイも置いたり。

あるとき、ハッと見たら、店内が全員女性だったことがあるんですよ。全部。

そんな大きな店じゃないんですけどね。そのときに時代が変わったような思いがしましてね。

これでやっていけるかなって、そんな思いがしましたね」。


地域の需要を汲み取って、時代の流れに乗り、粟田さんは2号店・3号店を出していきます。

「女性ターゲットの店をもっと分かりやすくしようと考えて、駅から徒歩7分の立地に、

『スージーおばさんの台所』というお店を出しました。

実は、やっていることは変わらず焼き鳥と創作料理なんですけどね。

南欧風をイメージして、その店はそこそこ当たりました」。


そんなある日、店の外で、警察が路上駐車を取り締まりに来ていたそうです。

一人のお客さまが「路上駐車がきている!」と言って慌てて出ていき、すると、店内のお客さまが全員出ていったことがあるのだとか。

そこで粟田さんが気づいたのは、「みんな車で来ているんだ!」ということ。

「商圏って意外と広いんじゃないかなと思ったんですよ。つまり駅を中心に物事を考えなくていいんだと。

郊外で店を出しても、場所さえ認知してもらえたら、お客さまは来てくれるんだと。

そういうことをお客さまに教えてもらいました」。


新たな気づきを得た粟田さんは、次に郊外にお店を出します。

「そもそも居酒屋というのは、稀に見る食べ物をシェアする一つの業態かなと思うんですよ。

で、アラカルトが苦手な日本人も、居酒屋に行くと、けっこう皆さん自分でメニューの組み立てをなさっているわけです。

最初は小鉢でシメにこれ食べて…とオーダーできる。

ということは居酒屋という場所は、シェアもできるし、自分の好きなものが注文できて、

その時その時が楽しめる場所なのかなと、これは、ご家族向きじゃないかなと思って

“ファミリー焼き鳥居酒屋”と銘打ったんです。これが当たりましたね!」。


こうしてお店を増やしていった粟田さんですが、その後の鳥インフルエンザの流行で、焼鳥屋の売上は半減してしまいます。

ここで登場するのが「丸亀製麺」です!

お父様の出身地である香川県の讃岐うどんが一大ブームとなっていた頃、粟田さんは、ある光景にショックを受けたと言います。

「県外から車でお客さまがたくさん押しかけて、長蛇の行列ができているんです。

すごくショックというか、そこまでして食べたいものがある…と。

でも、考えようによっては、繁盛の極意がここにあるのかなとも思ったんですよ」。


逆境に立たされるたび、様々な気づきを得て、壁を乗り越えて来た粟田さん。

いよいよ次週は、「丸亀製麺」のお話です!お聞き逃しなく〜!


★疑問・質問も募集中

この「お店ラジオ」では、三戸政和さんと山本博士さんへのメッセージもお待ちしております。

2人への質問、ちょっとした疑問、相談したいこと、番組の感想・応援・グチなど、何でも送ってきてください^^

メッセージの宛先は、omise@interfm.jp です。


★アーカイブのご案内

radikoのタイムフリー(放送から1週間限定)https://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20220130210000

AuDee https://audee.jp/program/show/100000309

Youtube https://www.youtube.com/channel/UCKIaAZrcBJvCTCoBv2K6VLg

Spotify https://open.spotify.com/show/2V2MhGQPxgZ4kE1ibz5r8H

Apple Podcast https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E3%81%8A%E5%BA%97%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA-supported-by-%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%82%B8/id1593150923?l=en

Google Podcast https://podcasts.google.com/feed/aHR0cHM6Ly9waXRwYS5qcC9yc3MvMDA0?hl=ja

Amazon Music

https://music.amazon.co.jp/podcasts/419a5631-9e6d-4b14-b46d-75d0de56fba5/%E3%81%8A%E5%BA%97%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA-supported-by-%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%82%B8?refMarker=dm_wcp_af_r&ref=dm_sh_xNFkEI6BBsdb59GBCtIzW6BIY&


それでは皆様、またのご来店お待ちしております!


---

10/9(日)9pm - 9:30pm

お店ラジオ supported by スマレジ

DJs: 三戸政和(事業投資家), 山本博士

メール: omise@interfm.jp

番組をradikoタイムフリーで聴く▼

https://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20221009210000

「スマートニュース」APPからradikoへは、こちら▼

https://radiko.jp/index/INT/