番組から
2024/10/08
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9/29（日）9pm - 9:30pm
『お店ラジオ』にようこそ！
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジの山本博士さん。
ゲストは、先週に引き続き、株式会社アドウェイズ取締役会長で「オールドルーキーサウナ」の店長、岡村陽久さんでした。
アドウェイズの会長である岡村さんがサウナ店の店長をやっていらっしゃるということで、前回はその理由やサウナ店のDXについて伺いましたが、今回は「オールドルーキーサウナ」の具体的な運営について深掘り！
まずは、実際に店長としての業務は、どこまでやっていらっしゃるのでしょうか？
すると…、「立ち上げ当初でいうと、清掃も全部僕がやっていたんですよ」と岡村さん。
店舗内のどこが汚れるのか、この部分は週1でメンテナンスが必要だけどあの部分は毎日必要など、そういったことを正確に知るためにお店に立っていたと言います。
「例えばタオルの入れ方なんかも、どうやったら一番早いか？など、一つひとつ研究したんです。1号店である六本木店は目の前にビジネスホテルがあるんですけど、最初はそこに半年間泊まり込んでやっていましたね。で、ある程度、掃除のカタチを作って、そこからアルバイトさんに引き継ぎました」
なるほど。最初はご自身の目で見て、全体の作業を把握し、効率化していったのですね。
そしてもう一つ、人の手が必要な清掃に関しては、独自の仕組みを導入していると教えてくださいました。
「昼間の清掃はアルバイトさんにお願いしているんですけど、夜は、実は『清掃会員』さんという存在がいて、サウナの清掃をして頂く代わりに無料で入ってもらっています。清掃をして頂くと2,500円相当のサウナに入れます、ということで、夜の清掃は30分くらいで終わるので時給5,000円ぐらいじゃないですか。で、プラス1,100円あげます。これが大人気で、清掃会員さんがたくさんいて、枠が空くと取り合いなんですよ（笑）」
へええ〜！やはり無人店ということで、お客さまに協力して頂くことが、すごく大事なんですね〜。
また、岡村さんが当初、店長として全ての業務を行なっていたのは、「どういうトラブルが起こるのかを把握して、それをどうやったら人を使わずに解決できるか？というのを考えるため」という理由もあったそうです。
「例えば、ガス給湯器が不着火を起こして、シャワーのお湯が出なくなるといったことがあるんですよ。この時どうするかというと、ボタンをピッと押して再起動すれば直るんです。ただ、このためだけに（店舗に）行きたくないな…と」
そこで「オールドルーキーサウナ」では、「SwitchBot（スイッチボット）」を導入。
これは、その場に居なくても、スマホ操作や音声操作でロックなどが可能なツールです。
岡村さんは続けて、こう語っていました。
「便利な物が売っていまして、ウィ〜ンとボタンを押してくれる。ちゃんと押したかどうかは、監視カメラで確認できます。だから、実はあらゆるトラブルは、サービス内容を変更するか、対応の仕方を変えるか、またはITの力で全部できるんですね」
現在、「オールドルーキーサウナ」は4店舗。
次は、前回のお話でもあったように、「オールドルーキーサウナ エコノミー」という新シリーズを考え中なのだとか。
お店のコンセプトである「サウナはアツアツ、水風呂はキンキン」を維持しつつ、それ以外の部分にはコストをかけないようにするシリーズです。
「このエコノミー店で多店舗展開をテストして、それが上手くいったら、『オールドルーキー エコノミー』で200店舗ぐらい出したいなと思っています」
200店舗！？すごい！
それは、どのような出店戦略で進めていくのでしょうか？
「サウナって、ほとんど不動産なんですよ。3つの山があって、一つはオーナーさんがOKを出してくれない。そのオーナーさんをどう説得するか。今までは、たまたまオーナーさんの息子がサウナ好きとか、そういうので運良く契約できていたんですね。もう一つは、消防法。例えば、二方向避難ができないとダメとか、法律上の問題で出店できる物件が限られている。最後の一つは、設備。水道管やガス管が細かったら、シャワーの水やお湯が出ないので。あと水風呂を作るときに荷重もあって、30件ほどの物件を見て1件あるかないか…正直、あったら契約するレベルですね」
サウナ店を始めるなら、物件探しが一つの山場だということでした。
ということは、200店舗まで拡大するのに、ものすごく時間がかかりそうですよね。
例えば、FCを視野に入れていらっしゃるのでしょうか？
「当初は50店舗ぐらいは直営でやって、あとはFCとかも考えていたんですけど、私のこだわりが強すぎちゃって、FCはちょっと難しいのかな？と。サウナの温度をもう少し下げて、水風呂の温度ももう少し上げると、人気がでるんですよ。でも、それじゃあオールドルーキーサウナじゃないんです。やっぱり、うちにしか出来ないことを、うちにしかない価値を提供したいという思いが強すぎるので、多分FCの方がついてこられないと思うんです」
そのため、現時点では「暖簾分け」を検討中だと言います。
「ビジネスというより、信念を引き継いでくれる感じで、1年や半年は修業して、何故アツアツ・キンキンにしなきゃダメなのか、その根本的な部分をしっかり分かってもらった上で店舗を運営してくれる方にお願いしたいな、と思っています」
こんな感じで、こだわりや独自の工夫が詰まった「オールドルーキーサウナ」。
他にも、お客さまに協力してもらうための方法や、喫煙に特化した喫茶店「オールドルーキーカフェ」のお話などを伺っているので、収録内容をまるっと楽しめるアーカイブもチェックしてくださいね！
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9/29（日）9pm - 9:30pm
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