番組から
2024/11/23
![interfm : インターFM [ 89.7MHz TOKYO ]](/image/logo_inter-new-tagline.svg){kind=logo}
8/11（日）9pm - 9:30pm
『お店ラジオ』にようこそ！
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジの山本博士さん。
ゲストは、先週に引き続き、株式会社peace putの代表取締役、平子良太さんでした。
今回は、いよいよ生ドーナツ専門店「I’m donut ?」について深掘り！
そもそも、どのような経緯で“生ドーナツ”が生まれたのでしょうか？
「前々からブリオッシュ生地の可能性を考えていて、揚げたら絶対美味しいだろうな〜って思っていたんです。で、揚げてみたら、うわぁ〜！すごいの作っちゃったな！みたいな（笑）これはいつか専門店を作らなきゃいけないなって、使命感のようなものを覚えるくらい美味しかったんです。で、やるなら『アマムダコタン』でスタートするストーリーにしたいなと考えました」
福岡発の人気ベーカリー「アマムダコタン」。いざ、このお店でドーナツを売ったところ、生産が追いつかないくらい人気になったのだとか。
そんな中、中目黒の蔦屋書店から出店依頼されたことがきっかけになったと言います。
「中目黒の蔦屋書店に『何かやって欲しい』と。それで、このタイミングかな？と思ってドーナツ屋をやることにしました」
こうして「I’m donut ?」が誕生するわけですが、「アマムダコタン」で分かるように、独自の世界観を大切にしている平子さん。
どのような流れでお店づくりを進めていったのでしょうか。
「中目黒の蔦屋書店の外観を見て、それで内装のデザインを決めたんですよ。おもちゃ箱みたいな空間で、作業がすごく見える場所。なので、おもちゃ箱で働くおもちゃの兵隊たちが作業しているようなイメージで、ポップな感じで作りたいなと思いました。で、中で働いている人が見えるので、制服もすごく大事なんですよ。ドラクエの僧侶みたいな衣装にしたいな〜と思って。そうやって内装・制服と考えて、最後にロゴを作ったという感じですね」
真っ白なベースに、黒字で「I’m donut ?」と書いてあるだけのシンプルなロゴ。
内装も制服も真っ白で、それまでアンティーク系だった空間づくりとは違うお店に仕上がりました。
「アマムダコタン」のブリオッシュ生地から生まれた生ドーナツは、独特のモチモチ感と口の中で溶けるような食感が特長です。
これまでに無かった新しいドーナツということで、一体どのようにしてお客さまを獲得していったのかが気になるところ…。
すると、「『アマムダコタン』がドーナツ屋を出す、というのが一番大きかったと思います。僕の中では、ブランディング的な発信をするほうが大事だったので、インスタグラムで『I’m donut ?』の意味を書きました。I'm donut ？＝私はドーナツなの？誰もが驚くドーナツ店がオープンします、みたいな感じで。やったのはそれぐらいです」
それで実際、オープン後の反響はどうだったのでしょうか。
「オープン日に150人ぐらい並んでいましたね」。
すごい！平子さんのおっしゃる通り、「アマムダコタン」という成功があった上でのヒットだったんですね〜。
現在、都内を中心に5店舗を展開する「I’m donut ?」ですが、実は店舗ごとに役割が違うと平子さんは言います。
「内装はもちろん全部変えているんですけど、例えば渋谷店だけ、50種類くらいあります。渋谷店は駅から10分くらい歩くので、ここを目指して来てくれるように種類をいっぱいにしました。で、駅から近い店舗は、アンテナショップ的な役割をする。種類は8種類前後で、そこで美味しい！となって調べたときに、『渋谷店には色々種類があるんだ』と知ってもらって、ちょっと駅から離れていても“行く意味がある”みたいな感じです」
なるほど〜。駅近の店舗はお試しで、まずは食べてもらう。そうして、美味しい！となったお客さまは、もっと種類のある店舗に足を運ぶ、ということなんですね。
「あと、原宿店だけ、揚げたてを温かいまま出しています。どの店舗も作りたてなんですけれど、原宿店だけは既存の持ち帰りの商品もありながら温かいものを食べられますよっていうサービスをやっています」
まだまだ人気の衰えない「I’m donut ?」。最後に、今後の展開について伺いました。
「ニューヨークに10月オープン予定です。ニューヨークに事前に行ったとき、そこのシェフたちに食べてもらったんですね、そうしたら『アメージング！』って（笑）」
誰もが驚くドーナツは伊達じゃありませんね（笑）
今後ますます「I’m donut ?」が広がっていきそうな予感がします。
ただし、「国内は基本的に全部直営で考えている」という平子さん。
その理由は、「僕の感覚っていうのを大事にしないと、うまくいかないお店なので」とのこと。
お店の世界観や味へのこだわりが強い平子さんらしいお答えですね！
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8/11（日）9pm - 9:30pm
DJs: 三戸政和, 山本博士
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