7/28(日)9pm - 9:30pm
『お店ラジオ』にようこそ!
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。
ゲストは、株式会社LIFELOGの代表取締役、長濱えみなさんでした。
株式会社LIFELOGでは犬専用のフォトスタジオ「INUSTA(イヌスタ)」を運営していて、それが人気になっているということで、今回はこれまで番組で紹介していない業態“ペット専用写真館”について伺いましたよ!
一体どんな流れで「INUSTA」をやることになったのでしょうか?
すると、「もともとは映像制作会社だった」という長濱さん。
「CMなど企業案件をやっていて、写真じゃなかったんですよね。で、コロナになって受託系が全部ストップしちゃったので、どうしよ〜って。そこでレンタルスタジオを始めたんです」
レンタルスタジオ!?これまた番組では初めて登場する業態。いわゆる箱ビジネスというやつですね〜。
平日にこのレンタルスタジオをやって、土日に犬専用フォトスタジオを始め、現在に至るとのことです。
では、まずはレンタルスタジオについて教えてください!
「うちがやっているのは、ドラマやメーカーさんのCMで使われるレンタルスタジオ。今けっこう色んなレンタルスタジオがあって、1時間3,000〜4.000円とか、そういう所が多いんですね。うちの場合は、1時間で安くて2万円、ミニマム6時間、長いと12時間。ドラマになってくると4日間とか。そういった高単価な箱貸しをやっています」
当時は70平米の小さなスペースからスタートし、徐々にフロアを増やして、今では有名なドラマやCMなどに使われているそうです。
とはいえ、立ち上げ時にいきなり物件を借りて、しかも高単価でのスタート。最初から勝機があったのでしょうか。
「私が、映像制作で監督やディレクターをやりながら、レンタルスタジオを借りまくっていたので、払う側の立場で色んなスタジオを見てきていたんですね。で、あるとき、大手の家具屋さんの案件を2週間撮影するということがあって、これが結構決め手だったんですけど、そこに払ったレンタルスタジオ代が…いくらだと思いますか?」
うーん、全く相場が分かりませんが、「1日5万として2週間で70万くらい?」と山本さんが回答。三戸さんは「何百万円とか?」と答えたところ、長濱さんが小声でこっそり教えてくださいました。
「1,000万円」。
「ええええええええ!!」。
これには、二人同時に驚きの声。びっくりですよね!
こういった経験から「レンタルスタジオやりたいって思って(笑)」と話す長濱さん。
ご自身がレンタルスタジオのヘビーユーザーで、もともと知見があったことから、勝機を見出していたと教えてくださいました。
その後、2021年に犬専用フォトスタジオ「INUSTA」を始めます。
現在は「火曜・木曜だけ定休日、あとは全部営業している」とのことですが、何故そういった業態で、どうやって集客していったのか?一気に伺いました。
「当時、インスタグラムに最初から『#イヌスタ』っていうタグがあったんですよ。犬のアカウントを作るっていうのが、ちょっと流行り始めていたんですね。これは飼い主の顔は出さずに、ペットのアカウント。そこで集客を図っていくということで、イヌスタという名前にして、インスタグラムでシェアされるなど集客できる仕組みを作っていったという感じです」
「#イヌスタ」というタグは、インスタグラムを文字った「イヌスタグラム」の略。
自分ではなく犬などペットをアカウント主にしたもの、確かに結構ありますよね!
そういった人たちをターゲットにした写真館としてスタートした「INUSTA」。その特徴とは…?
「当時は、犬一匹あたり10万くらいの単価だったんですよ。犬を撮るのは難しいということで、カメラマンが参入するのを怖がっていたジャンルなんです。なので、犬用の雑誌などを撮っているカメラマンがたまに撮影会をして1匹10万という本当に高級な撮影っていうのが当時の犬の写真だったんですけど、それを私がキャッチーにして、値段をガーンと下げて、10分撮影!とうたいました」
「INUSTA」の基本的な料金設定は、「ソロプラン」という犬だけの撮影が1万6,500円。そして、100枚ほどの撮影データを全てお渡しする「データプラン」が3万8,000円とのこと。
それまでの高級なイメージと比べたら、かなり低価格!
長濱さんは、「単純に大衆向けにしたいという思いがあった」と語ります。
愛犬の写真をお手軽に、しかもスピーディーに撮ることができるようになったのが「INUSTA」なんですね〜。
しかし、当初からインスタグラムだけで集客はうまくいったのでしょうか?
「写真を撮られるようにディスプレイして納品するんです。それで皆さん、わあっ!と感極まって写真を撮って、そのままストーリーやインスタにバンバンあげてくれるので、それが広告塔になりました」
なるほど!出来上がった写真に感動したお客さまが、“写真の写真を撮る”という行動をするんですね(笑)
そしてもう一つ。「INUSTA」では、犬専用カメラマンじゃなくても素敵な写真が撮れる工夫をしていました。
それが「ハーフフェイス」という撮り方。
「犬の鼻から下の顔部分をパチンって切っちゃうんですよ(切る=写さない)。要は、ワンちゃんは全然笑顔が出ないので、顔半分を写さない。これ、カメラマンが下手でもやれちゃう構図です」
へええ〜!素人が愛犬のおしゃれな写真を撮るコツでもありますね!
このように独自の工夫と価格設定で人気を広げていき、「リピーターはめちゃくちゃ多い」という長濱さん。
「最初は1年に1回で多いほうかな〜と思っていたんですけど、リピートで最も多い人は1年に6回。2カ月に1回来られます」
というのも、「INUSTA」では「犬友撮影会」というイベントを実施しており、季節に合わせて加工した写真を“プリクラ感覚”で撮ることもできるのだとか。
それでなくても子どもの数が減っている日本において、今後も、「ペット撮影を行う写真館はどんどん増えていくだろう」と教えてくださいました。
長濱さん、ありがとうございました!
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