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「りらくる」創業者に聞く失敗例と成功例、それぞれの理由

番組から
2024/07/07


7/7(日)9pm - 9:30pm

お店ラジオ supported by スマレジ


『お店ラジオ』にようこそ!

パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。

ゲストは、先週に引き続き、株式会社T'sインベストメントの会長、竹之内教博さんでした。



竹之内さんといえば、31歳のときにリラクゼーションサロン「りらくる」を創業し、7年で全国600店舗まで拡大。その後、「りらくる」を270億円で売却して、現在は様々な事業を成功に導いています。

…が、そんな竹之内さんでも、「りらくる」成功のあとに、失敗のご経験があったのだとか。

「(りらくるの後に)コッペパンの専門店をやったんですが、大失敗しているので。ここで一瞬、自信を失いましたね(笑)」

この時も竹之内さんは、福島県ですでに流行っていたコッペパンのお店をモデルに、「ファストフードの新しい業態ができるんじゃないか」と考え、惣菜系から甘味系まで色んなバリエーションのコッペパンが楽しめるお店を関東地域にオープン。

当初、1店舗目で、1カ月の売り上げが1,000万にもなったそうです。

ところが…??

「これは絶対にいけるぞ!と、半年で一気に6店舗を出したんですね。『りらくる』の経験をもとに、僕たちは店舗展開する力があると過信したんです。で、半年後、1店舗目の売り上げが、6分の1になったんですよ。150万ぐらいまで売り上げが落ちました」

そのコッペパン専門店は最終的に、1店舗を残して全て撤退。

「1億2,000万ぐらい損をしましたね」とのことです。


では、一体何が原因だったのでしょうか。

まずは、「文化にできなかったこと」と、竹之内さんは言います。

ランチや夕食としてのコッペパンを「認知させられなかった」ことが、敗因の一つだと教えてくれました。

次に、「集客方法の違い」にも原因があったのだとか。

「真似した福島のお店が流行っていた理由っていうのが、観光スポットみたいになっていたんですよ。福島に行ったらコッペパン屋さんという感じで有名になっていて、メディアにもたくさん取り上げられていた。だから、お客さまが来てくれていたんです。で、僕はそこで学んだんですよ。ああ、お客さまが来ている理由をもっと分析しないとダメだ、と。当時は、業態だけ真似すれば、お客さまは来ると思っていたんです。でも、『真似すべきは業態じゃなくて集客方法なんだ』と気づきました」

なるほど〜。そもそも真似できない集客方法のお店をモデルにしてしまったのですね。


そんな学びを経て、以降は様々な業態を手がけた竹之内さん。

これまで10年の間に、24〜25個ほどの事業を手がけ、そのうち21〜22個は成功していると教えてくださいました。


では!その成功例の中から、今とくに順調なお店とは?

「今だったら、韓国の食パン専門店(WHITELIER)が、とんでもない勢いになっています。僕は、コッペパン専門店で失敗したと思っていないんですよ。食パンの作り方などパンに関する知識がかなり増えましたし、パン職人の方とも知り合いになったし、こんなに学んだのだから何かできないかな?と考えたんです」

その当時、日本で流行っていたのが、高級食パン専門店「乃が美」。

竹之内さんは独自のやり方で、その人気店を勉強しました。

「乃が美さんの行列に並んで買ってみる、これは当たり前ですよね。で、買った人にインタビューする。100人ぐらいに聞きました」

100人にインタビュー!?すごいですよね(笑)

一体どんなことを聞くべきなのか、竹之内さんに伺ったところ…

「自分がそのビジネスをやろうと思っているわけなので、リピート客がどれくらいいるのかが、すごく大事なんです」とのこと。

ふむふむ。一つは「リピート客の数」を把握するために、「リピーターの方ですか?」という質問をするんですね。

「(100人に)聞いていくと、リピート客がめちゃくちゃ多かったんですよ。で、美味しいとか、香りが良いとか、そういったところに重きを置いているのが分かったので、食パンはこういった部分をウリにしないとダメなんだな、と。要は、“長所は何なのか”を聞いていくんです。で、そこをさらに尖らせる。そうしたら僕も成功するだろうと思いました」

そしてもう一つ、聞くべきことは、「何を見て知りましたか?」だと言います。

というのも、もし買いに来た理由が「テレビで見たから」だった場合は、なかなか真似することが難しいからです。

ここらへんは、まさにコッペパン専門店の経験が生かされていますね!

続けて竹之内さんは、こう教えてくださいました。

「ところがそうじゃなかった、『友達が美味しいと言っていたから』という理由だった。“紹介”が強いビジネスは、だいたいうまくいくんですよ。色んなビジネスをやって僕はそれを知っていたので、これはいける!と。で、日本じゃ無理だから韓国でやろうと考えたんです」


現在、オープンから3年ほど経つという、韓国の高級食パン専門店「WHITELIER」。

今は40店舗ですが、今年中に100店舗の規模になる予定なのだとか。

「韓国でFCをやっているんですけど、400人が集まりました。『食パン界のエルメス』とか『食パン界のシャネル』って呼ばれているんですよ(笑)最初の1店舗目がだいたい400万の売り上げだったんですけど、最近新しく出した店舗は、月2,000万の売り上げです」

これには三戸さんも、「えええ!食パンでそんなに売れるんですか!?」と驚きの声。


ほかにも、韓国でオープンした理由から、海外で食パン専門店を開業させるまでの経緯、出店場所やPRに対する考え方、経験に基づくコミュニケーションの取り方、さらには潰れないFC店の特長、味のクオリティ維持の舞台裏まで、ここでは書ききれないほど為になるお話がたくさん!

是非アーカイブでご確認ください。

竹之内さん、とても勉強になりました。ありがとうございました!


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