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非常識だったから成功した?「ほっかほっか亭」の創業者が語る裏側

番組から
2024/06/02


6/2(日)9pm - 9:30pm

お店ラジオ supported by スマレジ


『お店ラジオ』にようこそ!

パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。


ゲストは、フライドグリーントマト株式会社の代表取締役、栗原幹雄さんでした。



栗原さんといえば、「ほっかほっか亭」や「フレッシュネスバーガー」など、時代を先取りする数々の業態を成功させてきた人物です。

今週は、「ほっかほっか亭」の創業秘話を深掘り!


まずは、どのような経緯で「ほっかほっか亭」をオープンすることになったのでしょうか?

「25歳で大手ハウスメーカーに就職しましたが、そのままやっていても先が見えてしまったんです。で、悶々としていた時に、義理の兄から会社に電話がきまして『会社を辞めてこい』と。それが全てのきっかけでしたね(笑)」

家族総出での起業。結果的に、1年で128店舗に拡大し、4年で1,000店舗を超える規模に成長しました。


成長の裏側にあったのは、なんだったのでしょうか。

「一つは、社会環境の変化に対応していたってことですね。その頃は、主婦が社会進出をするかしないかの時期だったんですよ」

専業主婦だった女性が働き始める、そんな時代の過渡期だった当時、「あたたかいご飯」を売っているところは、他にありませんでした。

栗原さん曰く、「のり弁260円、しゃけ弁260円、とんかつ弁当360円と、そういった12アイテムぐらいの構成でやっていたんですけど、私が知る限り、他にはなかったですね。フードサービス業界で、テイクアウトのカテゴリー自体がなかったんで。だから、持ち帰り弁当業っていうカテゴリーができたってことですね。私の知る限りでは、私らが一番だと思うんですけど」

働き始めた女性の皆さんにとっては、お弁当を持ち帰れるって、本当に便利だったでしょうね〜。

そもそも、今では当たり前の“弁当屋”が無かったことにも驚きです。


すると、「非常識なんですね」と栗原さん。

非常識?どういうことでしょうか。

「あたたかいご飯をお弁当箱に詰めて、手作りのおかずを入れて、その容器のまま食卓に出すってことは、食中毒が起きる可能性が高いってことで、飲食に詳しければ詳しいほど、誰もやらない。大手さんほどやらなかったですね」

なるほど。それが当時の常識だったんですね。

そんな中、お弁当屋を始めた栗原さん達。よほどの自信があったのでしょうか?

「我々が単純だったからじゃないですかね(笑)あたたかい弁当を安く販売すれば、絶対お客さまは喜んでくれるから、売れるに決まっている!っていう」

すごい、ほぼ勢いだったんですね!笑

しかし、その後の「ほっかほっか亭」の成長は、皆さんご存知の通り。


どういった流れで店舗を拡大していったのか、栗原さんに伺いました。

「(1号店は)埼玉県の田んぼの真ん中でした。5坪ぐらいの店で、とんかつ弁当の注文が入ったら、そこから豚を叩いて、衣をつけて、揚げる。10分ぐらいかかります。そうしたら、お客さまが並んじゃうんですよ。遅いから。で、遅いから並んでいるのに、周りは流行っていると思うんですね。冗談じゃなくて本当に(笑)」

ということで、収益的には順調だったという1号店。

ある時、「同じ店をやらせてくれないか」という人物が現れます。

フランチャイズという言葉がまだ浸透していなかった時代ですが、栗原さんは、特約店方式やフランチャイズについて勉強し、次々と店舗を広げていきました。

「口コミで広がっていって128店舗。なので、直営店は1軒だけ。あとはFCなんですね。ポイントは、儲かるってこと。儲からなかったら、増えないですよね」


25歳から40歳まで、会社の経営に携わっていた栗原さん。

何故、「ほっかほっか亭」を離れることにしたのでしょうか。

「創業時は、全部自分でやらないといけないじゃないですか。自分では人の100倍働いていたような気がするんですけど、これが安定期になると、一瞬のうちにやることが無くなるんですよ。早いでしょ、十数年でそんな状態になるなんて。その速度に自分がついていけなかった。それでまた悶々として、不動産屋さんに『何かありませんか?』って、物件を探しに行ったら、その不動産屋の社長が『ちょっと困っている物件がある』ということで…」

実はコレが、フレッシュネスバーガー誕生の始まりでした!

「米軍の家みたいな雰囲気で、その建物を見た瞬間に、直せばちょっとアメリカっぽいものができるなと思って」

店舗を見た瞬間、あらゆるアイデアが浮かび、自宅に帰ってから、夜中までお店の構想を書きまくっていたと言います。

ノートには、ハンバーガーの絵。パティの上にトマト、マヨネーズ……。

その時のアイデアノートは、今も残っているそうですよ。

栗原さんの様々な想い・アイデアは、どのように“お店”に落とし込まれていったのか?

来週は、「フレッシュネスバーガー」の裏話です!お楽しみに〜!


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