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「炭火焼肉たむら」が目指したのは、焼肉界のリッツ・カールトン

番組から
2022/03/13


3/13(日)9pm - 9:30pm

お店ラジオ supported by スマレジ


『お店ラジオ』にようこそ!

パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。

ゲストは、「炭火焼肉たむら」のオーナー、「たむけん」こと、たむらけんじさんでした。



「カルビの向こう側を見た男、たむらけんじでーす!ちゃ〜!」

いただきました(笑)紛れもなく、たむけんさんです!

実業家の顔も持つたむけんさんですが、そもそもどうして焼肉屋を始めたのでしょうか。


当時、芸能の仕事がまったく無かったという、たむけんさん。

前妻のお義母様が焼肉屋をやっていたのですが、お店を閉めるとなった時にトラブルが起きて、相談されたそうです。

それをビジネスの師匠にあたる人物に話したところ、

「今、お店を辞めたら撤退コストで400万円ぐらいかかる」

「損しないためには続けること」

と言われ、それまでとてもお世話になっていたお義母様に対する「恩返し」の時が来たと思いました。

「ここで恩返ししないなら、いつするねん!」


ということで、そこから「1カ月でオープンする」と決意。


店を閉めると伝えた従業員に「もう一回やることになったから帰ってきてくれ」と連絡したり、精肉店を紹介してもらったり、まさにゼロからのスタート。

オープン1週間前の時点で、まだタレが決まっていないなど、なかなかのドタバタでした。

結局、タレに関しては、お世話になっている韓国料理屋さんの社長に相談して、そのお店のタレを使わせてもらうことになり無事解決。

普通は自分のお店のタレを、他の焼肉店に使わせてはくれませんよね。

これも、たむけんさんのお人柄でしょう。


今では関西の人気店の一つ「炭火焼肉たむら」。

しかしオープン当時は、オーナーであるたむけんさんは経営に関して素人だったわけで…一体どういったマネージメントを行っていたのでしょうか?


たむけんさん曰く「僕がしたい店、こういう店がしたい、こういう接客をしたい、ということを口すっぱく最初に言った」とのこと。

こだわったのは「とにかく居心地が良いお店」です。

たむけんさんは、ホテルの接客がサービス業の最高峰だと考えていて、従業員の皆さんに「焼肉界のリッツ・カールトンを目指そう」と言っているそうです。


実際、リッツ・カールトンではお客さまのために従業員が自分で自由に使えるお金が何ドルか支給されているらしく、「炭火焼肉たむら」でもそのシステムを導入。

店舗内の従業員に予算を与えて、例えばお客様の中に「今日誕生日やねん」という方がいらっしゃったら、「ケーキを買いに行って出してあげなさい」と、そういったことを認めています。

すごいホスピタリティですよね!

「そういうことをされたら、めっちゃ嬉しくないですか?この店にまた来ようと思う」

「サービスが悪かったら、どれだけ美味しくても二度と行かない。僕がそうなんですよ」と話す、たむけんさん。

ちなみに、トイレも、リッツ・カールトンのホテルの匂いだそうです。

居心地の良さにこだわるたむけんさんは、オープン当初、トイレ掃除を自ら毎日やっていたと言います。

現在いる幹部の皆さんは、それを見てきたので、「炭火焼肉たむら」のトイレはいつもキレイなんですよ。

目指すホスピタリティをオーナー自らが見せることも大切なんですね。


そんな「炭火焼肉たむら」の居心地の良さがわかるエピソードがあります。

皆さんは、『覆面調査』をご存知でしょうか。

ミステリー・ショッパーとも呼ばれるもので、一般客と同じ目線に立った調査員が、来店客としてお店を訪問し、接客態度・衛生面・営業スキルなどの実態を報告する調査手法のことです。

この覆面調査が、大阪府にある「炭火焼肉たむら みのおキューズモール店」に調査に入ったときのこと。

だいたい70点ぐらいとれば“良い接客”と判断されるらしいのですが、「炭火焼肉たむら みのおキューズモール店」は、なんと100点満点だったそうです。

これには覆面調査を行なった人も、「100点なんて取れるお店は無いと思っていました」と、びっくりしていたそうですよ(笑)


こうして高いホスピタリティにこだわりながら、「炭火焼肉たむら」の店舗数を増やしていった、たむけんさん。

当時はメディアの影響もあって大繁盛でしたので、順調にいくかと思いきや…

2店舗目、3店舗目、4店舗目は散々だったと教えてくれました。

失敗の理由一つ目は、2店舗目にして「初期投資」にお金をかけすぎたこと。

100席を超える店舗で、最初はお客様も大勢来てくれましたが、ユッケ問題などが出てきて、徐々に客足が遠のくように。

「固定費」が大きすぎたため、少し売上が落ちただけで赤字になったと言います。

失敗の理由二つ目は、「人材」が育っていないのに店舗数を広げようとした結果、売上が上がらず、結果的にお客様に対しても良いサービスができないという悪循環に。

そして、失敗の理由三つ目は、「管理会計」がザルだったことです。

なんと「数字わからないから見てな」と人に任せていたそう。

たむけんさん自身も、「これが一番の失敗」と、当時を振り返っていました。


1店舗は行列のできる人気店だったのに、2店舗目以降でつまづいてしまった、たむけんオーナー。

ここから、どうやって立て直していったのか?


来週、詳しくお届けします!


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