2/6(日)9pm - 9:30pm
『お店ラジオ』にようこそ!
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さんです。
そしてゲストは、先週に引き続き、「クリスプ・サラダワークス」のオーナー、宮野浩史さんでした^^
お店のDXに10億円かけているという宮野さん。
それだけIT投資に使っているなら、店舗数を増やしてガンガン稼がないと!ですよね。
すると、宮野さんからこう返ってきました。
「店舗数を増やすというより、1店舗あたりの売り上げをどう高めることができるのか。それを考える」
「平均の店舗の売り上げが大事だと思っている」とのことでした。
例えば、お店の「厨房」の“生産能力”を考えたとき、生産設備としての厨房がどの程度まで稼働できているのか?という考え方。
宮野さん曰く、「ほとんどの店舗が生産キャパを全然使っていない、勿体無い」「稼働していない時間があまりに多い」とのことで、まずはキャパシティをあげていこうと、「クリスプ・サラダワークス」では店頭での販売以外にも、自社でサブスクを始めました。
このサラダのサブスクアプリ「CRISP REPLENISH」の売り上げが、全体のおよそ40%以上を占めるそうで、思わず三戸さんも「そんなにあるんですか?」と驚きの声。
加えて、店頭には「セルフレジ」があり、その売り上げも4割ほどだそうです。
そして実は、サラダを購入する方法は、アプリかセルフレジだけ。
店頭でサラダを購入する際にも、お客様は電話番号を入力して「ユーザー登録」しないと、サラダを買うことができないんです。
これによって、「クリスプ・サラダワークス」では、13億〜14億の売り上げの中で8割ぐらいが“ユーザー化”されています。
つまりどういうことなのか?
「同じ人が週に何回来ているのか、それとも全員新規の人なのか。こういったデータをリアルでとれる」と宮野さん。
現状、多くの飲食店は「客数」だけで見ていて、その客数の何割がリピートで新規なのかといったことを把握できていません。
でも「クリスプ・サラダワークス」では、お客様をユーザー化することで、新規来店からその後お客様がどういった行動をとっているのかトラッキングできている、というわけですね。
なので宮野さんが新店舗を出店するとしたら、基本的にはユニークユーザーを増やすため。
マーケティングの一環でタクシーに広告を出すなど、そういった意味と同じ感覚で「出店」を考えています。
CAC=顧客を獲得するために1人あたりどれだけの費用をかけているのか?
宮野さんはこうおっしゃっています。
「当たり前ですが、出店ってめちゃくちゃCACいいよねってこと。飲食店はオンラインでの集客がすごく難しいなって感じていた。それに比べて店舗は、新規ユーザー獲得の手段としてはすごく優秀!」
なんだか飲食店の方にお話を伺っている感じがしません(笑)
山本さんも「IT企業で使うような言葉がいっぱい出てきて、びっくりした」とおっしゃっていました。
さて、こういった考えのもと、今年2月末〜3月中旬には、「クリスプ・サラダワークス」が大阪・梅田に初めて上陸します!
大阪の皆さん、楽しみにお待ちくださいませ!
宮野さんの考える次なる展開は、「クリスプ・サラダワークス」の美味しいサラダを、スターバックスのように人々の生活の中で“当たり前”のものにしたい、ということでした。
ちなみに、これだけお店のデジタル化を進めていると、従業員の皆さんはどういう反応なのでしょうか。
反発はないのでしょうか?
少し考えてから、「ありますね」と宮野さん。
創業当時から働いてくれていた人が辞めてしまったりしたそうです。
現在、新規ユーザーの2回目から5回目の再来店率が、お店の指標となっています。
とはいえ「まだ道半ば」。
宮野さんの挑戦は続きます!
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メッセージの宛先は、omise@interfm.jp です。
それでは皆様、またのご来店お待ちしております!!
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2/6(日)9pm - 9:30pm
DJs: 三戸政和(事業投資家), 山本博士
メール: omise@interfm.jp
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