毎週土曜お昼12時からの『TOKYO DANCE PARK』。
9月26日にゲストでお迎えしたのは、学生ダンス部を応援するメディア『ダンスク!』の石原編集長です!
最新号のテーマが『ストリートダンスと音楽史』。気合と思い入れたっぷりで企画したという今回のプロジェクト。一方で、葛藤してきた背景もあったそうです。その想いについて伺いました。
RYU「最新のフリーマガジン『ダンスク!』は気合が入っているとのことで。『ストリートダンスと音楽史』ってことでね」
石原「ちょっとテーマが重すぎて(苦笑)。なかなかやらなかったんですけど...坂見誠二さんだったりとか、いろんな方のコメントをいただきながら。ストリートダンスと音楽は切っても切れないので。黒人音楽っていう流れの中で、ストリートダンスがどう進化してきたのかっていうのを読みやすく、顧問と部員の会話という本文でやっていますので是非読んでみてください」
RYU「JB (James Brown)、ロッカーズ、Usher、Bruno Mars、TLC...とそうそうたる名前が並んでいます。これは勉強になるので、勉強したいと思っている方はこれで密かに勉強してもらうといいかもしれないですね」
石原「これはもう決定版になるんじゃないかなって思っています」
RYU「こういった題材は大事なんですけど、今年はBLM (Black Lives Matter)っていうのが、今の学生さんはどのくらい分かっているのかっていうのが気になっていて」
石原「当然、学校で話し合ったりするのでそれがなぜ起こっているのかっていうのは考えると思うんですけど、特にダンスをやっている子に関してはより身近に感じていると思いますし、感じてほしいなという気持ちもあって。『ダンスの歴史を学んだほうがいい』ってコーチから言われると思うんですけど、高校生にとっては難しいと思うんですよ。興味を持つことって。歴史を学んだからってダンスが上手くなるの?っていう疑問もあるし...もちろん深みがでるとかはあると思うんですけど。僕もどっちかというと、学ばなくていいんじゃないって思っていたんです。ダンスはアップデートされるものだし、流行のものだから。何十年も前に遡って、おじさんたちが知っていることを私たちが知らなくても...っていう気持ちもわかるんです。
でも今回やった理由は、僕も気持ちが変わってきて...やっぱり、Black Lives Matterの問題は、ストリートダンスの歴史を知ると教科書に書いていない歴史感が学べると思ったんですよ。なぜ黒人差別が消えないのかっていうのをリアルに感じることができるし、結局、黒人音楽...ブルースからジャズから、ファンク、ソウル、HIP HOPと続いている流れの中には、黒人たちの叫びがあるわけじゃないですか。なぜ叫んでいるのか...奴隷として連れてこられた時代から、公民権運動を経て、貧困問題を経て...常に黒人たちが圧迫されている、支配されている叫びっていうのが音楽に反映されていて。だからこそ強烈な音楽とか、すごいアーティストが出てきているし」
RYU「その通りです!」
石原「その中でストリートダンスは生まれてきているので、そういう、自分たちが好きなストリートダンスっていうのが根っこはなんなのか、なぜ生まれてきたのか...そういうのは、黒人の叫びなんです。それが未だに消えていないっていうのでこの間のような事件が起こるんです。そういうことが関わっているんだし、この文化に感謝しないといけないし、感謝するっていうことは学ぶこと、知らなきゃいけないと思うんです。そういう事件もあったので、今ストリートダンスの歴史を学ぶことで自分の歴史観を育ててほしいなという気持ちでした」
RYU「改めて、『ダンスク!』の情報はどうやってチェックしたらいいですか?」
石原「フリーマガジンの方は全国のダンス部に配っているので行き渡っていると思うんですけど、普通に買いたい人は通販もやっていますし、WEBマガジンの方でも配布しているので。YouTubeの方は『ダンスク!』と検索していただければ一発で出てきます」
ダンス部を応援するメディア『ダンスク!』Official Web Site → [コチラ!]
こうして盛り上がったお話は、詳しくはradikoのタイムフリー機能を使って10/3(土)まで聴くことができます。 [→ コチラ!]
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9/26(土)12pm - 2pm
DJ: MC RYU
メール: dance@interfm.jp
ハッシュタグ: #dance897
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