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氷上を漂う音の霧。その中から、冬に咲く花がゆっくりと浮かび上がる瞬間がある。まるで遠い記憶のかけらが、静かに形を取り戻すように。音は優しくもどこか冷たく、触れようとすれば指の間をすり抜けていく。それでも僕は、その消えゆく輪郭を見つめ続けている。松浦俊夫