6/17 放送回 ゲスト：蒼井翔太

ゲストが語る音とメシ、Spotifyのプレイリストとともにテキストでもお楽しみいただけます。

音メシレシピ

蒼井翔太の鶏むね肉のサラダ 豆乳坦々風仕立て

■材料

️しめじ、舞茸、レタス、チンゲン菜、もやし、かいわれだいこん、鶏むね肉、キムチ、豆乳、鶏がらスープの素、コチュジャン、ピーナッツバター（無糖）、ごま油、塩・胡椒、白胡麻、ラー油、卵黄（最後お好みで）

1. レタス、チンゲン菜、もやし、鶏むね肉を蒸す
2. しめじ、舞茸を鍋で炒め軽く火が通ったら、キムチを加えて炒める
3. そこに豆乳を加えて、コチュジャン・鶏がらスープの素・塩・胡椒・ピーナッツバターで味付けし、白胡麻も加える
4. 蒸し野菜の盛り付け、豆乳坦々ソースをかけ、ラー油、ごま油を一回し
5. かいわれだいこんと、お好みで　卵黄をのせて完成

「食の時間」を「音楽」で楽しむ、期間限定プログラム『今日の音(おと)メシ』
番組では週替わりのゲストをお迎えして 「食の時間」を彩る音楽「音メシ」をご紹介。またこだわりのお料理を囲んでの「食トーク」もお届けしていきます。
第三回目のゲストは、今年でデビュー10周年を迎えた声優、歌手、舞台俳優​​の蒼井翔太さんです。

——世界で一番好きな料理は“王道”のオムライス

笹川：
お仕事を丸一日がんばって疲れた日に食べるご褒美ご飯はありますか？

蒼井：
担々麺ですね。しかもちゃんと花椒が効いていて、舌が痺れるくらい辛い担々麺が好きなんですよ。あと担々麺に限らず、麻婆豆腐とか他の辛いものも痺れるぐらいの辛さが一番好きです。

笹川：
蒼井さんには「世界でこれが一番好き」という料理があるとお聞きしています。

蒼井：
さっき坦々麺の話をしましたが、実は世界で一番好きな料理はオムライスです。

笹川：
オムライスといっても色々な種類がありますが、どんなオムライスがお好きなんですか？

蒼井：
一番好きなのはチキンライスを薄焼き卵で包んで、その上からケチャップをかける“王道”のオムライスです。小さい頃に食べた時に「これは何て美味しいんだ！」と思って以来、ずっと同じお店のオムライスが大好きでした。

笹川：
蒼井さんはお料理をされるイメージがありますが、家でもよく作られるんですか？

蒼井：
作ること自体は好きですね。それと他のメニューは苦手ですけど、世界一オムライスが好きだから、オムライスだけは作ってきました。

笹川：
オムライスは薄焼卵で包むのが難しくないですか？

蒼井：
そうですね。だから僕は綺麗に包むためにまず薄焼き卵をフライパンで作り、その後、薄焼き卵の上にチキンライスを乗せます。それから左手にお皿、右手にフライパンを持って一気にひっくり返すようにしています。

笹川：
なるほど。オムライスへのこだわりの強さが伝わってきます。

——選曲したのは自分の体験と重なる曲

笹川：
今日は蒼井さんに食の時間に聴きたい音楽『音メシ』プレイリストを選曲していただきましたが、浜田雅功と槇原敬之「チキンライス」を選曲した理由を教えてもらえますか？

蒼井：
この曲には子供の頃を思い出して、”今でもこれが好き。やっぱりこれがいいや”という歌詞があります。僕も歳を重ねても「やっぱりこれがいいな」と思える大好きな食べ物があるので、そこに共感します。それと親孝行について考える歌詞もありますが、僕も親孝行について何度も考えたことがあるので、そういった自分の体験と重なるところが心に響きます。

笹川：
他にも倖田來未「Birthday Eve」を選曲されていますが、この曲を選曲した理由は？

蒼井：
倖田來未さんは僕の人生を変えた方であり、大好きな恩人です。青春時代によく聴いていたこの曲のMVは、大好きな人にプレゼントするためのケーキや食べ物を作るという内容になっています。だから、日頃からお世話になっている大好きな方に何か贈り物をしたい時に聴くとすごくテンションが上がります。

笹川：
蒼井さんはすごく人間が好きそうな感じがしますね。

蒼井：
そうなんですよ。全てバレてる（笑）

笹川：
あとDREAMS COME TRUE「あなたにサラダ」も選曲されていますね。

蒼井：
最近、Twitterに夜ご飯の写真を投稿しましたが、その時の付け合わせのサラダのドレッシングはお手製のドレッシングでした。この曲「あなたにサラダ」にも”特製のドレッシングには私の愛もたっぷり注いで”という歌詞があるので、さっきの「チキンライス」と同じく自分の体験と重なるという理由で選曲しました。

笹川：
Twitterに投稿した時のドレッシングはどうやって作ったのでしょうか？

蒼井：
みじん切りにした玉ねぎをレンジで少しだけ火を通した後、ガーリック風味のオリーブオイルと少量の豆乳、塩コショウ、ブラックペッパー、それと隠し味にめんつゆを入れて作りました。いつも大体こんな感じで相性が良いと思う食材を感覚的に選んで作っています。

笹川：
なるほど。蒼井さんは即興料理が得意なタイプなんですね！

——ジメジメした梅雨や暑い夏にピッタリな鶏むね肉のサラダ豆乳担々風仕立て

笹川：
今日は蒼井さんにお料理を作っていただきましたが、どんなお料理をご用意していただけたのでしょうか？

蒼井：
鶏むね肉のサラダ豆乳担々風仕立てです。今回、使わせてもらったキッチンは、とても素敵なところで、普段自分が使わないキッチン器具もたくさんありました。すごく勉強になりましたし、完全にテンションが上がりました。

笹川：
お皿の上には、蒸したもやしとチンゲンサイがこんもり盛られています。それとレタス、柔らかそうな鶏むね肉、さらにキノコも盛りだくさんで、卵黄も乗っていますね。そして、その上から坦々風のスープがかけられています。

蒼井：
食べすぎたからセーブしないといけない。でも、やっぱりガッツリ食べたい時はこの料理を作っていつもなんとか乗り切っている感じですね。

笹川：
鶏むね肉も美味しいし、しかも坦々のソースがめちゃくちゃ本格的です。これは何か隠し味があるんですか？

蒼井：
例えば、坦々のスープだと普通はねり胡麻が使われると思います。でも、今日はその代わりに砂糖不使用のピーナッツバターを入れましたが、これで坦々風のコクが出るんですよね。

笹川：
それに加えて、キムチ以外にコチュジャンとラー油がかかっていますし、辛さも割としっかりと感じられますね。最近はさまざまな具材が乗っているサラダが流行していますが、こんなにもいろいろなものが乗って温かく、お腹の中でしっかり溜まって満足感を得られるサラダは最高ですね！

蒼井：
まだしばらくはジメジメした梅雨の季節が続きますが、その後は夏がやってきます。暑くて食欲が減ってきた時に、あえてこういった温かいサラダを食べて、ピリッと爽快な夏を過ごすのもいいと思います。

笹川：
今日お会いして蒼井さんは独創性の塊のような人だと思いましたが、このお料理も全部ご自身で考えて作られたのでしょうか？

蒼井：
そうですね。ただ、「好きなものを全部合わせてしまえば美味しいでしょ！」という考えでやっているだけなんですけどね（笑）

笹川：
素晴らしいです！ そろそろレシピ本を出してみてもいいんじゃないですか？

蒼井：
ありがとうございます（笑）でも、こうやって人前でお料理をお出しする機会はあまりないんですよ。だから緊張します。

笹川：
ちなみに蒼井さんにとってお料理の醍醐味とは？

蒼井：
常日頃、僕らはストレスを抱えがちだと思います。でも、好きなものをお鍋やフライパンにいれて、料理して食べることは、自分にとって元気を取り戻すためのひとつの行事です。ストレス発散とまではいかないかもしれませんが、それが自分の中でのルーティンになっています。

——賢者の食卓 ダブルサポート、どう使う？

笹川：
蒼井さんは健康対策として、最近自宅でエクササイズに取り組んでいるとのことですが、普段どんなことをされているんですか？

蒼井：
ストレッチですね。ステージではダンスしますが、実は身体がすごく硬くて…。

笹川：
意外ですね。ちなみにどれくらい硬いんですか？

蒼井：
少し前までは開脚で90度まで開かないほど硬く、座るとティディベアのようになってしまっていました。でも、最近では徐々に柔らかくなってきています。また、ペダルを漕ぐタイプのマシンを使っていて、普段は友人たちと電話をしながら遊びながらペダルを漕いでいます。

笹川：
食事面ではどんなことに気をつけているのでしょうか？

蒼井：
ベジファーストということは意識していますが、最近はキャベツの千切りに酢をかけた酢キャベツにハマっています。その時はよくリンゴ酢を使っていますが、キャベツ以外に納豆にリンゴ酢をかけて食べることもあります。

笹川：
運動と健康の両方に気をつけている蒼井さんですが、賢者の食卓 ダブルサポートをどんな時に使いたいですか？

蒼井：
毎朝、お味噌汁を飲むのが好きだから、そこに入れたいですね。そうすれば発酵食品と食物繊維が一緒に摂れるからすごくいいですよね。